仙台リハビリテーション専門学校
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学びの作業所対象アンケート調査報告

1. 調査の概要
1.1.概要・目的
 「学びの作業所」とは、障害者総合支援法上の制度である「自立訓練(生活訓練)事業」を活用して、特別支援学校高等部卒業後の「専攻科」のような”教育的機能”を意識した学びの場を提供している事業所をさす。
 本調査では、この学びの作業所における教育(自立訓練・生活訓練)の実施内容や教育機関と連携した訓練等の実施状況、訓練修了後の進路、訓練修了後の進学に対する考えなどの把握を狙いとして、学びの作業所に対してアンケート調査を実施した。
 本調査では、本事業で構築する「知的障がい者を対象とする社会生活・職業を学ぶ学科」のカリキュラムや運営体制等の具体化に際し、特別支援学校高等部卒業生に対する教育(自立訓練・生活訓練)の先行事例としての学びの作業所から、その知見を得ることが目的である。

1.2.調査の対象
 全国の学びの作業所42事業所を対象とした。

1.3.調査の実施方法・時期等
 (1)実施方法
 実施方法は郵送アンケート方式とした。調査票を全対象に郵送し、回答は郵送による調査票の返送、もしくはインターネット上に開設した本アンケート調査専用の回答Webサイトで回答してもらう方法の併用とした。
 調査票の送付先は事業所長とし、事業所長または現場責任者の方に回答していただくよう依頼した。
 (2)実施時期
 実施時期は平成31年2月である。
 調査票は事業所長宛とし、所長または現場の責任者の方に回答していただくよう依頼した。
 (3)回収結果
 有効回答数は16件(有効回答率38%)であった。

1.4.調査票の内容
 調査票の内容は「Ⅰ.基本属性」「Ⅱ.教育(自立訓練・生活訓練)の内容」「Ⅲ.利用者の訓練修了後の進学に対する考え」の3部で構成した。
 「Ⅰ.基本属性」では、運営組織の種別、実施事業、利用者の人数、利用希望者の増減傾向などの基本情報に関する質問を設けた。「Ⅱ.教育(自立訓練・生活訓練)の内容」では、その内容、他の教育機関や施設等との連携、特徴的な内容や指導法、訓練修了後の進路(就職先・進学先)などについて問うた。「Ⅲ.利用者の訓練修了後の進学に対する考え」では、訓練修了後の進学先の必要性、利用者・保護者の進学の意向、進学を妨げると思われる理由などに関する質問を設定した。

2. 調査結果
   PDF>調査結果(1,515KB)