教育プログラム報告

　構築する教育プログラムの名称は「知的障害者を対象とする社会生活・職業を学ぶプログラム」である。
　教育プログラムは、知的障害者の特別支援学校高等部（本科）卒業後の進学先・継続的な学びの場として新設する、知的障害者を対象とする二年制学科「社会生活・職業学科」（仮称）の「カリキュラム」「教材」「指導支援ツール」で構成する。
　カリキュラムは、社会生活（家庭・職場・地域）を営み、就職後も継続して働く上で必要となる知識や技能の修得、基本的な態度や習慣を身につけることを目標とし、適切な科目群で構成する。学科全体の総学習時間数（二年間）は1700時間程度を目途に具体化を進めている。

　教育プログラムのカリキュラム策定方針（カリキュラムポリシー）は、二年間の学習を通して、社会生活（暮らす）・職業（働く）・学力（学ぶ）・体力（健康に過ごす）について学び、健全な「人間形成」を図り、「生活的・経済的に自立できる力」を身につけることを基本とする。