仙台リハビリテーション専門学校
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特別支援学校対象アンケート調査報告

1. 調査の概要
1.1.概要・目的
 特別支援学校高等部における職業教育の実施状況やその具体的な内容、高等部卒業後の就職先や高等教育機関等への進学等の進路の状況、生徒や保護者の進学に対する意向などの把握を狙いとして、高等部本科及び本科・専攻科を設置している特別支援学校(知的障がい)に対してアンケート調査を実施した。
 その目的は、本事業で構築する「知的障がい者を対象とする社会生活・職業を学ぶ学科」のカリキュラムや運営体制等の具体化に際し、特別支援学校高等部の教育内容や生徒の現状等を踏まえた検討を進めていく上で活用する基礎資料の整備である。

1.2.調査の対象
 高等部(本科)を設置している東北・北関東※の特別支援学校111校、及び専攻科を設置している全国の特別支援学校9校、計120校を対象とした。
 ※青森県、岩手県、秋田県、宮城県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県

1.3.調査の実施方法・時期等
 (1)実施方法
 実施方法は郵送アンケート方式とした。調査票を全対象に郵送し、回答は郵送による調査票の返送、もしくはインターネット上に開設した本アンケート調査専用の回答Webサイトで回答してもらう方法の併用とした。
 調査票の送付先は校長とし、校長または高等部責任者の方に回答していただくよう依頼した。
 (2)実施時期
 実施時期は平成31年2月である。
 (3)回収結果
 有効回答数は52件(有効回答率43%)。内訳は高等部(本科)が48件、高等部(専攻科)が4件であった。

1.4.調査票の内容
 特別支援学校高等部(本科)に対する調査票の内容は「Ⅰ.基本属性」「Ⅱ.教育内容・進路の現状」「Ⅲ.生徒の卒業後の進学に対する考え」の3部で構成した。
 「Ⅰ.基本属性」では、入学定員・在籍生徒数、入学希望者の増減傾向など学校の基本情報に関する質問を設けた。「Ⅱ.教育内容・進路の現状」では、志願者に対する選考方法、職業教育の実施状況やその具体的な内容、卒業後の進路(就職先、進学先)などについて問うた。「Ⅲ.生徒の卒業後の進路に対する考え」では、卒業後の進学先の必要性、生徒・保護者の進学の意向、進学を妨げると思われる理由などに関する質問を設定した。
 専攻科のある特別支援学校に対する調査票も本科と同様だが、「Ⅱ.教育内容・進路の現状」について、本科と専攻科それぞれ分けて現状を確認する質問を設けた。
 アンケート調査で使用した調査票は、本報告書の巻末に参考資料として掲載している。

2. 調査結果
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