小学校で「車いす体験授業」を行いました!

~子どもたちと一緒に、“できる世界の広がり”を体験~

本校の教員と、理学療法学科・作業療法学科の1年生8名が、近隣の小学校を訪問し、
小学4年生を対象に「車いす体験授業」 を行いました。

初めて触れる車いすにドキドキ!

車いすに触れるのは、子どもたちにとってほとんどが“初めて”。
学生が操作方法の説明を行いながら、後ろでしっかりサポートします。

体験が始まると、子どもたちからはこんな声が——
「段差が思ったより難しい!」
「まっすぐ進まない~!」
「スピード出すとちょっと怖い!」
実際に動かすことで、車いす操作の難しさや工夫の必要性に気づいていきました。

 

 

“できないこと”ではなく、“できること”を広げる

今回の授業では、ただ操作を覚えるだけでなく
「車いすがあると、生活の“できること”が広がる」という視点も大切に伝えました。

車いすは、安心して移動できたり、活動範囲が広がったり、
日常生活を助けてくれる“力強いパートナー”です。

小学生たちも話を真剣に聞きながら、
「車いすは困っている人が使うもの」から「あると便利で安心できる道具」
へと認識が変わっていく様子が見られました。

学生にとっても“伝える力”を育てる貴重な学びに

体験をサポートした本校の1年生にとっても、今回の授業は大きな経験。
相手に合わせて説明する難しさ
子どもたちの不安に寄り添うコミュニケーション
どうすれば安全に体験できるかを考える視点
など、授業では得られない“実践的な学び”がたくさんありました。

本校では、地域の小学校・施設・団体などと協力し、学生が社会と関わりながら学ぶ機会を大切にしています。

今回の体験授業が、子どもたちにとっては“やさしい社会を考えるきっかけ”となり、
学生にとっては“専門職として成長する一歩”になったはずです。

今後も地域とともに、「人に寄り添う医療者」を育てる学びを続けていきます!

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